0.01度が大事！？婦人体温計の測り方！口で基礎体温つけるコツ5つ！
女性の体調管理、ダイエット、妊娠…と色んな事に役立つ基礎体温。婦人体温計を使って口で測らないといけないんですが、実は測り方にもいくつか決まりがあります。
使い方を間違えてデータが役に立たなかったら残念ですよね。という事で、今日は正しい婦人体温計の測り方をご紹介します！
1.朝目が覚めて「すぐ」測る
婦人体温計の測り方で一番気をつけるべきは、朝目が覚めてすぐの安静な状態の体温を測ること。基礎体温はほんのちょっとの動きで変わってしまう繊細な体温なので、起き上がったりしゃべったり、不必要に動かないで測る必要があります。
ですから婦人体温計はすぐに手が届く枕元に置いてください。また、「そこまで徹底する！？」と思われるかもしれませんが、なるべく正確に記録するために口に入れている間もボーッとしているのが理想的です。
というのも、何かを考えたりするだけで脳は覚醒して活動を始めてしまうんですね。それに伴って体温を上げる働きが体に起こると、正確ではなくなってしまう、というワケです。
じゃあトイレに起きた時はどうするの？と思ったアナタ。この後4番でお話ししますね。
2.舌の裏の正しいポイントで測る
基礎体温の測り方は脇ではなく、婦人体温計を口に入れて測るのが正解です。でも「口の中ならどこでもいい」というワケでもないんですね。正しいポイントは舌の下、中央のスジの両側のどちらかです。
そして大切なのは、毎日同じ箇所に当てる事。舌の裏の左右どちらで測るかを決めてください。昨日は右側だったけど今日は左側…という測り方はNGですよ。
測っている間は口を軽く閉じて、婦人体温計の先（測る位置）がズレないように軽く指で支えるようにしましょう。
また、直前に口を開けていると数値に影響してしまいます。測る前はしばらく口を閉じて中の温度を安定させておくと、なおGOODです！
3.なるべく同じ時間帯に測る
より正確な基礎体温を知るには、“なるべく同じ生活リズムで同じ時間帯”という測り方がポイントです。条件をそろえる事が大切なんですね。例えば、いつも8時間睡眠の方が5時間しか寝ていない状態で測ったら…本来の体温とは違ってきてしまいます。
また、同じ8時間睡眠でも時間帯がズレれば正確とは言えません。例えばいつもは22時から寝て朝6時に測っている人が、たまたま明け方3時に寝て11時に婦人体温計を使った。この測り方だとガタガタにずれた体温が測定されてしまいます。
というのも、体温は体内時計とリンクしているんですね。だから夜は自然に下がりますし、日中に近付くにつれてだんだん上昇していきます。たとえ大人しくベッドで寝ていた直後でも、お昼近くなれば体温は上がってしまった後なんです。
とはいえ、たまに起床時間がズレる日もありますよね。そういう時は目が覚めたら測定して、一言メモを添える…という測り方でOKですよ。
4.夜中起きた時も測ってメモを添える
フッと目を覚ましたら夜中だった、明け方トイレに起きた…なんて事もありますよね。基礎体温は少しでも動くと変わってしまう繊細な体温ですが、こういう時はどうすればいいのでしょうか？
一番いいのは夜中に目が覚めた直後にとりあえず測定して、時間を一緒にメモしておく、という測り方。“いつもと同じ時間帯”に測る事も大事なんですが、夜中に目が覚めた時の体温は“体が一番安静にしていた時の体温”に当たります。
何時に目を覚ましたかにもよりますが、測っておいて損はありません。そして念のため、いつもの時間に目を覚ました時にも改めて婦人体温計を使いましょう。
0.01度の値まで見る基礎体温ですが、これはあくまで目安です。そこまで神経質にならなくても大丈夫ですよ。「グラフを見て判断する時の材料が増える」くらいに考えて楽な気持ちで測ってくださいね。
5.気付いた事はメモしておく
体調が優れなかった時やよく眠れなかった時、睡眠時間が短かった時など、いつもと違う事があった日は簡単に備考欄にメモしておくのが正しい測り方。アプリを使うと簡単に記録できて便利ですね。
また、基礎体温表には初めから“出血量”、“月経痛”、“性交”、“おりものの量”などを記入する欄があるので、併せてメモしておきましょう。
こんな風に婦人体温計を使っていくと、「この時期はこうなりやすい」「こういう事があった時はこうなる」と体のリズムが自分でわかってくるようになります。体調に予測がつけばちょっとした事で不安にならなくて済みますし、予定も立てやすくなりますよ。
また、生理不順や生理痛、不妊などで婦人科にかかると基礎体温をつけるように言われることがよくあります。すでに測った分を見せる際にも、たくさんの情報があった方が先生がより正確に判断しやすいですよ。
おわりに
いかがでしたか？最近の婦人体温計には過去の基礎体温を保存してくれたり、排卵・生理予定日を教えてくれる便利なタイプもあります。自分の体調を知って予定を立てやすくしたり、病気を見逃さないためにも毎朝の日課にしてみませんか？
