妊娠できない!?無排卵の特徴!月経・体温…表れるサイン5つ!

「不妊」「妊活」という言葉が頻繁に聞かれる現代。女性としては自分の妊娠力が気になる所ですよね。でもとりあえず生理はあるから大丈夫…?いえ、残念ながら安心するのはまだ早いんです。

もしかしたら「生理は来るのに無排卵」というショックな事が体に起こっているかもしれません。婦人科系の問題は早めに気付くに限ります!無排卵月経の特徴、アナタは大丈夫でしょうか…?

1.基礎体温に高温相が見られない

基礎体温はセルフで無排卵月経を疑うキッカケとなる、一番の基準と言えます。きちんと排卵が起こっている女性の場合、月経開始~排卵するまでは低温相、排卵後~次の月経までは高温相。という形でハッキリ表れます。

ですから目安として基礎体温が3か月以上低温…という特徴があれば無排卵の可能性が高くなります。体調によっては一時的に基礎体温が不安定になる事もあるので、3か月くらいの単位で見てくださいね。

ちなみに低温期が長くても、ある時を境に高温期に切り替わっているなら排卵している可能性はあります。ただし卵巣機能は低下気味かもしれません。

もし基礎体温を計る習慣がないなら、まずは婦人体温計を購入して毎朝の体温を計る事から始めましょう。毎日欠かさずつけて、やはり3か月もすればグラフの特徴から無排卵かどうか読み取れるようになりますよ。

婦人科にかかると「まずは基礎体温を」と言われるので、早めにつけ始めて損はありません!

2.月経がダラダラと長く続く

アナタの生理、8日以上ダラダラと長引いたりしていませんか?正常な生理は3~7日以内に収まります。もし2日で終わる事があったり、8日以上続く…という特徴があれば無排卵月経かもしれません。

排卵が起こらない場合、まず考えられるのは女性ホルモンが正常に分泌されていない可能性。という事は当然、健康なら自然に作られるはずのホルモン分泌のリズムも乱れている事になります。これが長引く月経という特徴になって体に表れるんです。

妊娠の仕組みを考えていただければわかる事ですが、無排卵が続く場合は不妊という事になります。でも体の状態は常に変化しますから、そう悲観する事はありません。将来的には自力で排卵するようになるかもしれません。

今できる事はとにかく体を冷やさないようにして、規則正しい生活をする事。また、漢方でも体質改善が期待できます。ゆっくり時間をかける治療法なので、早めに婦人科で相談してみてはいかがでしょうか?

3.月経時の出血量が少ない

生理中の経血の量も無排卵月経を疑う特徴の一つです。卵巣の機能が低下してくると女性ホルモンの分泌量・出血量が減り、生理があるのに排卵していない…という状態を引き起こすんです。

経血の量が少ない、または前よりも減った、などの特徴があれば疑う必要があるかもしれません。ちなみにこの状態に陥る原因はストレス、無理なダイエット、不規則な生活など。忙しくストレスも多い現代ですから、心当たりがあるのではないでしょうか。

女性ホルモンのバランスが乱れれば卵巣機能の低下に繋がります。栄養バランスに気を付けて、適度な運動をして、自分なりのストレス発散法を見つけることが改善への一歩ですよ。

4.生理周期がバラバラ

健康な女性なら、生理は25~38日の間の周期で毎月来ます。多少ズレても、この期間の間であればとりあえずは正常とみなされます。女性の体はデリケートなので、ストレスや体調不良が原因となって排卵が遅れたり生理周期が乱れたりする事は珍しくありません。

でももし生理周期が24日以内になったり、39日以上にバラつく状態が続いているなら、それは月経異常です。無排卵月経になっている可能性もあります。この特徴にもしかして…と思ったら、まずは基礎体温を付けて体温のリズムを観察する事をオススメします。

ちなみに3か月以上月経がない場合は“無月経”となり、無排卵月経よりも深刻な状態に当てはまります。この場合は卵巣の機能がかなり落ちている事が考えられるので、すぐに受診して検査・治療を行いましょう。

5.月経痛が軽い

個人差はありますが、無排卵だと月経痛が軽くなるという特徴が見られます。また排卵しないという事は、通常排卵した時に起こりやすい女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の大きな乱れが発生しません。

という事は月経前症候群(PMS)の特徴にもあまり当てはまらないと言えます。ただし実際のところは先入観や「生理が憂うつ」というストレスから、似た症状を感じる女性は少なくありません。

妊娠希望でもなければ自分が排卵しているかどうかなんて気にしませんよね。生理さえちゃんと来ていれば問題視しないのが普通です。月経痛が軽くても「私は軽くて良かった」と思うくらいでしょう。

でも無排卵月経の状態が長く続くと、いざ妊娠したい!と思った時に治療に時間がかかってしまいます。また、黄体機能不全など別の病気が隠れている可能性もあります。血液中のホルモンの値で体の状態がわかるので、一度婦人科で調べてみてはいかがでしょうか。

おわりに

将来的に妊娠したいと考えているなら、無排卵月経の状態で長く過ごすのは得策ではありません。卵巣の機能が落ちている証拠だからです。

特徴に心当たりがあったなら、一度病院にかかってみませんか?婦人科系の病気は早期発見すればその分だけ治療が短くなる事が期待できますよ。

カラダ

(ライター/ユキ)